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「麺料理大国」中国のご当地麺ベスト10が選出、「担担麺」「ジャージャー麺」などが入選
2013年 7月 6日17:15 / 提供:新華網日本語

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 2013年7月3日、多彩で歴史ある麺料理の文化を持つ中国で、初の「中国麺文化祭り」が開催された。イベントでは全国各地のご当地麺と麺料理店からベスト10が選出された。  

 浙江省杭州市で開催されたこの祭りは、中国商務部と浙江省人民政府が後援、中国飯店協会、浙江省商務庁、杭州市人民政府が共催した。  

 ご当地麺のベスト10に選出されたのは、「熱乾麺(湖北省武漢市)」「ジャージャー麺(北京市)」「刀削麺(山西省)」が上位3位に輝いたほか、「蘭州ラーメン(甘粛省蘭州市)」「[火會]麺(河南省)」「担担麺(四川省成都市)」「冷麺(東北部朝鮮族)」「片兒川(浙江省杭州市)」「奥[火土]麺(江蘇省蘇州市)」「鍋蓋麺(江蘇省鎮江市)」と、日本では見慣れない名前も多く並ぶ。  

 ここで一つ確認できるのは、中国の麺料理は日本のラーメンから連想されるような汁麺はそれほどポピュラーではなく、あえ麺が好まれていること。麺そのものの弾力やのど越しを重視する日本人に対し、具?味つけと麺の調和で無限のバリエーションを広げている。

 練りゴマの香る辛い担担麺、濃厚な肉みそが絡む“中国のミートソース”ジャージャー麺、韓国料理でもおなじみの冷麺など、日本人になじみのある麺を押しのけて1位の栄冠に輝いた「熱乾麺」は、中国五大麺料理にも位置づけられる有名な麺料理。食事としてよりもおやつや軽食として食べられるもので、弾力ある細めの麺をゆでてから油に絡ませて干し、再び食べる直前にゆでるという独特の調理法で知られる。ゴマ油、練りゴマ、黒酢、ラー油などで味付けし、干しエビや五香粉というスパイスを利かせた漬物がアクセントを加える。

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