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女生徒への暴行動画がネットに、被害者は転校を余儀なくされる
2015年 9月 28日9:49 / 提供:新華夏

 英紙「デイリー·メール」の22日付報道によると、イギリスでKia Youngさんという女子学生がグラウンドでクラスメートに殴られている動画がフェイスブック(Facebook)にアップされて物議を醸した。被害者は賠償を受けていないばかりか、転校を勧告されたという。

  これはKiaさんがその学校に入学して2週間しか経っていない5月11日に発生した事件だった。Kiaさんによると、これに先立ち、ソーシャルサイトを通じて脅迫状を受けた。事件が発生した当日、グラウンドで本を読んでいたところに女子学生の集団に包囲され、ある女子学生が暴力を振るい、誰も助けてくれず、1人の女子学生が動画を撮影してフェイスブックにアップしたという。

  Kiaさんの母親によると、背中のけがの程度がひどく、何ヶ所の爪痕が残り、服もボロボロになったという。 加害者の女子学生は1つ年上の同じ小学校出身だ。だが彼女は3日間出席停止および警告の処分を受けただけだ。被害者のKiaさんは恐怖心にさいなまれ、学校からの提案で転校を余儀なくされた。被害者の母親は不満を示し、被害者に重い処罰を科するよう要求したが、学校は謝罪の意を表明しただけで、「この学校は不向きだ」と転校を提案した。

  これはKiaさんにとってはショックだった。転校後、彼女は高校卒業試験を受けられるだけであり、学びたかった法学を専攻できなくなり、身心共に傷つけられたKiaさんにとっては更なるダメージになった。これにより、Kiaさんの母親は「マスコミを通じて公正な待遇を求める」という。