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自然地理
2002年 12月 23日17:03 / 提供:

 

地理的位置

 上海は北緯3114分・東経12129分、太平洋西岸にあり、アジア大陸の東、揚子江デルタ地区の最前方に位置し、東は東シナ海・南は杭州湾・西は江蘇、浙江の2省とつながり、北は揚子江の河口で、揚子江と東シナ海はここでつながっている。上海は、ちょうど中国南北のアーチ型海岸線の中部に当たり、交通が便利・内陸面積が広く、地理的位置は優位性があり、とても良い港湾である。

気候

 上海は北亜熱帯季節風気候に属し、四季が明らかで、日照・雨量が十分だ。上海の気候は温和・湿潤で、春・秋がやや短く、冬・夏がやや長い。2006年の平均気温は18.4℃で、日照が1638.2時間、降水量1042.6mmで、年間雨量の約70%は5月〜9月に集中している。

 

土地面積

 1949年、上海の土地面積は僅か636平方キロメートルだった。1958年、江蘇省の嘉定・宝山・上海・松江・金山・川沙・南匯・奉賢・崇明の10の県が、上海の管轄区域に入り、上海市の管轄範囲は5910平方キロメートルに拡大し、10倍となった。2006年末の上海市全市の土地面積は6340.5平方キロメートルで、全国の面積の0.06%を占め、南北の長さは約120kmで、東西の幅は約100kmである。市域内には崇明・長興・横沙の三つ島があり、その中の崇明島は面積1041.21平方キロメートルで、我が国の3番目に大きい島である。

 

水資源

 上海地区には川の数は多く、クリークが密集し、市域内の水域面積は697平方キロメートルで、全市面積の11%と相当する。上海のクリークの大部分は黄浦江水系に属し、主に黄浦江とその支流の蘇州河・川揚河・淀浦河などである。黄浦江は太湖から流れ出て全長113km、都心地を流れ、江の幅は300770mで、平均360mである。年間に凍結せず、上海の水上交通で最も重要なルートである。蘇州河の上海市域部分は長さ54km、河幅は平均45mである。上海最大の湖は淀山湖で、面積は62平方メートル。

 

地形

 上海市域の南西部には少数の丘陵があるが、大部分は低くて平らな平原で、揚子江デルタ沖積平原の一部であり、平均の海抜は約4m。陸地の地形は全体的に東から西への傾いており、大金山は上海市域内で一番高い場所で、海抜103.4mである。

 

行政区画

 1949年、上海は計20の都心区と10の郊外区に分けられ、その後、数回の行政区画調整を経て、2006年末まで、上海は18区・1県、106鎮・3郷・104の街道弁事所があり、3413の居民委員会と1862の村民委員会がある。

 

 

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