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上海自由貿易試験区の効果が浮上 商品の通関所要時間が短縮

2015年 5月 18日13:12 提供:日本新華夏

  オーストラリア紙「オーストラリアン·ファイナンシャル·レヴュー」は14日、「上海自由貿易試験区は20ヵ月前に発足し、一連の重大な経済改革の試行地として位置づけられている。オーストラリア·ニュージーランド銀行(ANZ)とウェストパック銀行も含めた数千社もの企業は相次いで上海自由貿易試験区に入ったが、数ヵ月前まで大多数の企業は上海自由貿易試験区の特別なところをまだ知らなかった」と報じた。

  上海自由貿易試験区に人気があるのは各企業がチャンスを逸することを望まないからだ。だが、このような情況は変わっている。ここ数週間、幾つかの実例は上海自由貿易試験区が貿易高の伸びを促進し、中国経済の開放性を高めるという役割を発揮していることを裏付けている。これらの実例の1つとして、この頃、中国人の海外投資上限を引き上げる計画は打ち出された。

  貿易の面で中国政府の支持を得た上海跨境通国際貿易有限公司が構築した越境取引向けの電子商取引プラットフォームは「このプラットフォームを通じて商品の価格を下げ、通関所要時間を短縮することができる」と明らかにした。

  今年1月末、タスマニア州にあるHansen Orchardsは上記のプラットフォームを通じ、初めて中国に果物を輸出した。国有メディアは「この取引は上海自由貿易試験区が発効しているのを表している」と評価した。Hansen Orchardsのマーケットマネージャーは「取引先の天天果園はこれで恩恵を受けた。省かれた費用は税率が11%の輸入税と税率が13%の増値税を含んだ。サクランボが世界市場で高価な商品であるから、省かれた費用は積極的な役割を果たした。費用の削減による価格の下落はこれからの需要増大を促す。過去2年間、Hansen Orchardsは中国市場で総価値が230万ドルのサクランボを売り出した」と話した。

  上記の越境取引向けの電子商取引プラットフォームは今年に運営を開始し、年間売上高を10億元にする目標を掲げた。現在、このプラットフォームで取り扱われるオーストラリア産の商品は乳児用粉乳、蜂蜜、ビタミンを含む。