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日本ではヒットしたが中国で全く売れなかった3つの商品

2015年 9月 26日13:32

 日中間で時々、訳せない言葉またはそれにあたるものが見つからないケースがある。その一つはハイヤーだ。タクシーは中国では「出租汽車」または「的士」と表現する。しかし、ハイヤーは中国に存在していなかったため、長い間、その訳語がわからなかった。

 ところで、この訳語みたいなものは先日、あっけなく見つかった。

 中国出張が終わりに近づいたある日のことだった。仕事を終えて、上海の自宅に帰ろうとした私は、弁護士の友人が呼んだタクシーに便乗させてもらうことにした。しかし、タクシーはなかなか来ない。そこで弁護士は携帯電話のアプリで「専車」を呼んだ。つまりタクシーの配車アプリサービスを利用したのだ。

 わずか数分後に、専車がやってきた。高級車でタクシーの表記はない。運転手さんも愛想がいい。ただ、料金は普通のタクシーよりすこし高い。そのとき、私は、これは中国版ハイヤーだ、とひらめいた。

スマホアプリがあれば
カーナビは要らない

 この頃、中国には、「滴滴打的」をはじめ、アメリカのUber(ウーバー)のような配車アプリサービスがいろいろできて、乱戦状態にある。普通のタクシーも呼べるが、高級車のサービスを提供するところも数多くある。

 この高級車はレンタカー会社が提供したものだという看板を掲げているが、実際、アルバイトするノリで自家用車を提供して、日銭を稼ぐ人も相当ある。もちろん、その場合、事前にレンタカー会社に登録しておく必要がある。