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半導体不足は多国籍自動車メーカーの「ダブルスタンダード」の理由にならない

2022年 5月 20日17:50 提供:人民網日本語版

  多国籍自動車メーカーのポルシェが最近、「パーツの削減」を行い「アクセサリーのオプション」を見送り、賠償プランに「中国内外の差」があることから、オーナーは権利を保護するよう集団で抗議の声を上げている。中国新聞網が伝えた。

  オーナーが権利を守ろうとしているパーツは、主にパワーステアリング部分に集中する。ポルシェは以前、自動車用半導体が入荷したら、関連のオプションを選択した車または標準装備する車に取り付けることをオーナーに約束していたが、その後方針を変えた。

  複数のメディアが伝えるように、ポルシェは中国市場で、自動車購入時にオーナーに対し、同半導体を搭載しない、アクセサリーのオプションがかなり先になるプランを提供しており、最近では電動ステアリングのオプションをやめたとオーナーに通知したが、公式の補償は2300元分(1元は約19.1円)の金券だけだった。一方、北米市場では、電動ステアリングのハードウェアと機械の一部を装備し、半導体が足りないだけだ。さらにパーツを交換することから、ポルシェ米国公式ホームページで米国のオーナーには500ドル(1ドルは約127.9円)をキャッシュバックすると明らかにし、該当するオーナーには早々とメールで通知もしている。

  多くの業界関係者が、ポルシェのこうした対応は「ダブルスタンダード」の可能性があり、中国と他の国とで補償プランが統一されていないとの見方を示す。

  複数の圧力を受けたポルシェは、18日夜に声明を出した。その中で、これまでにポルシェとの約束で影響を受けた顧客にはパワーステアリングの自動調節機能を回復するサービスを無償で提供するとした。ポルシェのカスタマーサービスも、回復サービスを受けなかった顧客には1万3800元分の金券を送り、影響を受けた顧客には完成車のメンテナンスサービス期間を1年間延長するとしている。

  数十年にわたる発展により、中国は今や世界最大の自動車市場だ。中国自動車協会のデータによれば、2021年の中国での自動車販売量は2627万5千台で、世界全体の販売量の約3分の1を占め、13年連続で首位をキープした。同時に、中国は7年連続でポルシェブランドにとって世界最大の単一市場でもある。ポルシェの決算によると、21年の世界引渡量は30万1915台に上り、そのうち中国市場は9万5671台で、世界全体の3分の1に迫った。

  しかし今回の出来事により、ポルシェが中国市場の消費者に対して「けちくさい」こと、さらに「気にかけていない」ことが明らかになった。

  ポルシェは声明の中で、目下の世界的な半導体の深刻な不足にも言及した。しかしこの事実が中国の消費者の直面する「ダブルスタンダード」の理由にはならない。実際、半導体不足の自動車メーカーはポルシェだけではない。昨年から、自動車産業はどこも半導体不足に悩み、多くのメーカーが生産を停止したり減産に転じたりしている。

  一部の半導体の短期的な不足に直面して、理想や小鵬を含む多くのメーカーは、購入者が「先に引き渡しし、後でオプションを装備する」方式での引き渡しを選択できるようにしている。まず購入者に車を手に入れて乗ってもらい、半導体が入荷したらメーカー側が責任をもって取り付ける。このやり方なら購入者はすぐに車に乗れ、メーカーの一時的な不足現象を解消することもできる。

  しかしポルシェでは少し様子が異なり、オーナーに約束したことが守られていないだけでなく、中国と他国で対応に差があり、補償の内容が異なる。このやり方はポルシェを買った中国の消費者を大いにがっかりさせるものだ。(編集KS)

  「人民網日本語版」2022年5月20日