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「逆バックグラウンドチェック」が趨勢に?中国の職場を変えるZ世代

2022年 4月 19日17:50 提供:人民網日本語版

  

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  就職活動において、「バックグラウンドチェック」を受けるというのはごく普通のことだ。それは、雇用機関が面接選考の最終部分で、求職者の卒業した学校や前の会社、関係者などに連絡するなどして、経歴に虚偽や問題がないかをあらかじめ調査をすることを指す。しかし、中国では今、雇用機関を調査する「逆バックグラウンドチェック」をする大学生が増えている。

  「逆バックグラウンドチェック」をする卒業見込み大学生は以前にもいたものの、その大半が95後(1995-99年生まれ)や「00後(2000年以降生まれ)」となっている今、雇用機関に対する「バックグラウンドチェック」はさらに多様化し、より細かく、詳しく調査するケースが増えている。ネット上では、「逆バックグラウンドチェック」が「コース分け」までされている。例えば、「初心者コース」は、「各種アプリの情報を見て、企業をチェックした後に、求職サイトの同類のポストの情報を見て比較する」となっている。「中級コース」では、「先輩やその企業で実習したことがある『経験者』に内情を聞く」。「上級コース」となると、「給与計算ツールを使って給与水準をチェックし、企業チェックサイトで企業の規模やオーナーの背景、さらに、企業に投資している投資家、投資理由などをチェックする」となっている。

  「逆バックグラウンドチェック」の過程で、多くの大学生が、「自分が就くことになるポストに対する理解を深めることができるほか、自分のキャリア発展や人生設計に対する認識を一層深めることができる」と感じている。

  また「逆バックグラウンドチェック」を通して、給与状況や従業員の特徴、企業文化といった状況を考慮して、就職を希望する企業をふるい分けすることができるほか、面接において、一定の主導権を握り、面接のために方向性を絞って資料を準備し、自分がアピールしたい方向へと面接官を誘導することもできる。

  清華大学学生職業発展指導センターのある教師は、「『逆バックグラウンドチェック』により、学生は能力があることを証明し、就職活動において優位に立つことができる」と説明する。

  自己表現で会社に新しい風を吹き込む中国の若者

  「逆バックグラウンドチェック」を行う時から、今の若者は「当事者意識」を強く示すことで、企業に新しい風を吹き込んでいる。

  平等であることを求め、自己表現することを追求し、自身の合法的権益を重視し、臆せず反対意見を述べる若者に押される形で、企業は今、もっと合理的な職場環境づくりをして変化するよう取り組むようになっている。

  大連理工大学の学生指導を担う梁指導員は、「多くの企業が『逆バックグラウンドチェック』を受け入れている。学生は、就職したいと思っていても、よく知らない企業に対して『バックグラウンドチェック』を行う。一方の企業も学生の調査に協力している。なぜなら、企業も情報をできるだけ公開したほうが人材呼び込みには有利であることを知っているからだ。中には、『面倒なことをしなくても、こちらから必要な資料を提供しますので、チェックしてください』と言ってくれる企業まである。そのほうが卒業見込み大学生から信頼を得やすいからだ」としている。 (編集KN)

  「人民網日本語版」2022年4月19日