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ディズニーが住宅開発計画 人々は夢を求めて購入に踏み切るか?

2022年 2月 21日17:50 提供:人民網日本語版

  

  (写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)

  夢のような物語の世界の中で暮らすというコンセプト「ストーリーリビング」を打ち出した米ディズニー社はこのほど、12年前の高級住宅地プロジェクトに続いて、再び不動産事業に乗り出した。ディズニーランドを訪れる観光客は夢を求めて購入に踏み切るだろうか。

  ウォルト・ディズニー・カンパニーはこのほど住宅コミュニティ開発計画「ストーリーリビング・バイ・ディズニー」を発表した。最初の実施地点はカリフォルニア州で、別荘、一戸建て住宅、マンションなどが販売される予定だ。

  ディズニーが「声高に」住宅販売

  「ストーリーリビング」計画の各プロジェクトのコミュニティ運営は、研修を受けたディズニーのキャストと呼ばれるスタッフが担当する。会員制クラブの形式が採用され、コミュニティでのライブパフォーマンスや料理教室を含む娯楽サービス、慈善活動、ヘルスケア・介護サービスなどが提供される。ディズニーランドのデザイン・設計を担当する「イマジニア(イマジネーションとエンジニアを組み合わせた造語)」がコミュニティのクリエイティブデザインで重要な役割を果たし、そして不動産開発業者は建設会社と協力して計画を進める。ただ同じく「イマジニア」がデザインを手がけても、ディズニーランドとコミュニティには直接の関連はないという。

  「ストーリーリビング」の第一弾プロジェクト「Cotino(コティーノ)」は、24エーカーの緑豊かなエリアに、別荘、戸建て、マンションを建設し、55歳以上の中高年限定のエリアも少なくとも1ヶ所建設される。また買い物、飲食、娯楽、ホテル・宿泊などの機能を備えた総合エリア、チケットを購入して入場するビーチリゾート公園も建設されるという。

  ユートピア建設か?住宅販売事業か?

  「ストーリーリビング」は多くの人が夢見ていることかもしれないし、ディズニーの目指す目標の一つでもある。

  1960年代、ウォルト・ディズニーは未来の理想都市のコンセプト「実験的未来都市(EPCOT)」を打ち出した。関連資料によると、当時の米国は都市化の急速な拡大とそれに追いつかないインフラ建設による困難に見舞われていた。ウォルト・ディズニーが提起したEPCOTはモダニズムとフューチャリズムに基づき、ユートピアのような都市を建設し、商業、居住、工業、娯楽の機能を集め、大規模かつ複数モデルの交通輸送システムをつなげることで、当時の現実が抱える困難な状況を解決することが狙いだった。

  しかしウォルト・ディズニーが1966年に世を去ると、ディズニーは都市の維持、管理、運営の維持することは現実的でないとして、この構想を放棄することにした。

  ディズニーは最初の計画は取りやめたものの、都市建設に関わるチャレンジをやめることはなかった。96年には住宅街「Celebration(セレブレーション)」の最初の住民がここに移り住んだ。

  「セレブレーション」に続いて、高級住宅コミュニティ「Golden Oak」の建設が進められ、ディズニーの不動産分野への「野心」が改めて明らかになった。同コミュニティの計画は、2010年に「ウォルト・ディズニー・ワールドリゾートで家を買おう」とのキャッチコピーとともに発表された。

  ディズニーが発表した22年第1四半期(10-12月期)決算によると、収入は前年同期比34%増の218億1900万ドル(1ドルは約115.0円)に上り、事業部門の1つのディズニー・パークス・エクスペリエンス・アンド・プロダクツの収入は同101.62%増の72億3400万ドルだった。ディズニーの最新の不動産プロジェクトとしてのコティーノの販売価格はまだ発表されていない。このコティーノを起点として、ディズニーは「ストーリーリビング」プロジェクトを引き続き実施し、米国内で適切な実施地点を見つけて開発を進めるとしている。実際に販売がスタートしたら、ディズニーランドを訪れる観光客は夢を求めて購入に踏み切るだろうか。(編集KS)

  「人民網日本語版」2022年2月21日