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潘功勝人民銀副総裁、アントの業務是正措置を説明

2021年 4月 14日10:04 提供:新華網日本語

中国人民銀行(中央銀行)など四つの金融管理部門は12日、電子商取引(EC)大手アリババ・グループ傘下で電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」などを運営する螞蟻科技集団(アント・グループ)に対し、合同で再度監督上の指導を行った。人民銀行の潘功勝(はん・こうしょう)副総裁は4部門を代表して記者の取材に応じ、アント・グループの是正措置について説明した。要旨は次の通り。

アント・グループが是正の取り組みを始めて以来、金融管理部門は同社と踏み込んだ意思疎通を行い、全面的かつ実行可能な是正計画を立てるよう督促した。措置は主に次の5点となっている。

1、決済業務における不正競争行為を正し、決済方式で消費者により多くの選択権を与え、支付宝(アリペイ)と個人向け融資サービス「借唄(ジエベイ) 」や「花唄(ホアベイ)」などの金融商品との不適切な接続を切り離し、決済サービスのリンクに貸付業務をはめ込むなどの規定違反行為を是正する。

2、情報独占を打破し、「信用調査業管理条例」の要求を厳格に守り、法に基づいて個人信用調査業務の免許を取得し、「適法、最低限、必要」の原則を守り、個人と国家の情報セキュリティーを保障する。

3、グループ全体を金融持ち株会社に再編し、あらゆる金融業務を持ち株会社の傘下に収め、政府部門の監督管理を受ける。リスク切り離し措置を整え、関連の取引を規範化する。

4、プルーデンス監督・規制の要求を厳格に実行に移し、コーポレートガバナンスを強化し、規定違反の貸し付け、保険、理財(資産運用)などの業務を真剣に是正し、高いレバレッジやリスク拡大を抑制する。

5、重要ファンド商品の流動性リスクを管理・抑制し、マネー・マーケット・ファンドの「余額宝」の規模を主体的に減らす。

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