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中国「2022読書報告」発表 カーボンニュートラルやメタバース関連が人気に

2022年 4月 22日11:50 提供:人民網日本語版

  今年で27回目の「世界本の日(世界図書・著作権デー)」を4月23日に迎えるに当たり、京東消費・産業発展研究院はこのほど、「2022読書報告」を発表した。

  報告によると、2021年に売上高が大幅に増加した書籍はジャンル別に見てみると3種類ある。1つ目は、世界が経験している百年間なかった大きな変動に対する考察や対策に関する書籍。2つ目は、試験や電子通信、工業技術、経済を含む技術やスキルに関する書籍。そして3つ目は、芸術や結婚・恋愛、コスメ、青春文学といった自己啓発や自己認識力向上に関する書籍となっている。またその販売状況から見てみると、社会や国家、歴史、文化関連の書籍が日に日に重視されるようになっている。一般の読者が、自分と国家、社会の発展を関連付けて考えるようになっているというのが一つの傾向となっている。

  報告によると、読書する書籍のジャンルを見てみると、地域によって人々の読書の習慣が大きく異なっていることが分かる。例えば、下沈市場(三線以下の都市、県・鎮、農村地区の市場)では小中高校の問題集や参考書の販売数が一線都市を大きく上回っているのに対して、短大・高専・中等専門学校学の問題集や参考書の販売数は大きく下回っている。一、二線都市の人々は管理や経済、芸術、輸入、IT技術といったジャンルの売れ行きが上位を占め、他の地域の人々は、試験や農林業といった実用的な書籍、児童書、小説、レクリエーション・娯楽、スポーツ・トレーニングに関する書籍を好んで購入する傾向にある。

  またその集中度を見ると、下沈市場で購入されている書籍のジャンルは、児童書や小中高校の問題集や参考書、試験関連の書籍に集中しており、売上高の44%を占め、一線都市より30%も高くなっている。その一方で、一、二線都市の人々が読んでいる書籍のジャンルはバラバラになっている。しかし、一部の差が縮まっていることは注目に値する。消費者の視野が広がり、物流サービスが下沈市場に行き届くようになっているのを背景に、より多くの種類の正規版書籍が各下沈市場にいきわたるようになり、各線級都市の売上高の差が縮まっている。

  ここ数年、中国の伝統的な思想や文化、学術を学ぶ国学関連の書籍も人気となっている。報告によると、全体的に学歴が高い人ほど、国学をより好む傾向がある。そのうち、古代の神話・地理書である「山海経」は、学歴の高い人の中ではあまり人気がないものの、エッセー風の評論の書・詩話や歴史関連の書籍の人気はほぼ上昇傾向にある。また、歴史書「資治通鑑」(及び読解本)は、さまざまな学歴の老若男女が読むのに適している国学著作となっている。その他にも「二十四史」や「随園詩話」などが比較的広く受け入れられている。

  報告によると、経済関連書籍の売れ行きランキングトップ10には、「カーボンニュートラル」や「メタバース」といった新たな顔ぶれが並んでいる。2021年第1四半期(1-3月)と比べて、2022年第1四半期に若者が購入したカーボンニュートラル関連の書籍の数は12倍に増えた。年齢層別に見ると、25歳以下と36-45歳のグループで、カーボンニュートラル関連の書籍の人気が急上昇している。

  職業別に見ると、金融業に従事している若者が特にカーボンニュートラルやメタバースに注目している。地域別に見ると、カーボンニュートラル関連の書籍の27%、メタバース関連の書籍の23%を、北京の若者が購入していた。カーボンニュートラル関連の書籍とメタバース関連の書籍の売上高は華北エリアがトップの座に立っている。その他、華東エリアではカーボンニュートラル、華東と華南エリアではメタバースに対する注目度が高かった。(編集KN)

  「人民網日本語版」2022年4月22日