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上海美術電影制片廠制作の新作アニメ『中国奇譚』が中国で大ヒット

2023年 1月 13日16:58 提供:東方網

 上海美術電影制片廠と大手動画共有サイトビリビリが共同で制作したアニメ『中国奇譚』が、2023年の初日に配信された。これまでまだ3話しか放送されていないが、1月13日時点で『中国奇譚』のBiliBiliでの再生回数はすでに6524万回を超えた。中国映画レビューサイト豆瓣でも10点満点の9.6点という高評価を獲得し、ネットではトレンドに乗って話題となっている。このアニメの魅力は一体なんだろうか?

 『中国奇譚』は中国に古くから伝わる怪談に基づいて作られた短編で、全8話のアニメ作品だ。どれも制作開始から2年をかけた大作で、話ごとに監督が違う様々なスタイルとなっている。これまでに放送された作品は『小さな妖怪の夏』『鹅鹅鹅』と『林林』で、日本のアニメとは違った中国独特の画面や世界観を表現している。

 第1話の『小さな妖怪の夏』は西遊記をベースにした物語で、西遊記の主役でなくて脇役の小猪妖の物語を描いた。第2話の『鹅鹅鹅』はキツネの怪談を改編した物語で、水墨画スタイルで立体的に表現され、異色な画面で衝撃的な風格が感じられる。第3話は人型に変貌したオオカミ女『林林』の物語で、うっかり正体を暴露してハンターに狩られた、人間とオオカミをテーマとする寓話である。

 中国のSNSには「中国式の美学が感じられる」「このアニメから人生が見える」「伝統文化から生まれたアニメの革新だ」などの好評が数多く寄せられた。

(編集:f)