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記者が上海病院の発熱外来を訪問。感染ピークはまだ来ておらず、診療は秩序正しく実施

2022年 12月 21日16:27 提供:東方網

 東方網21日付:最近の新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、上海全市における各級の医療機構は発熱外来を設置した。そこで12日20日、記者が長寧区にある同仁病院を訪れ、発熱外来、救急室、薬局などで患者や医療従事者の状況を記録した。

 発熱外来の受付窓口は屋外に仮設されていて、多くの患者が並んで受付をし、診察を待っていた。発熱外来の待合室にも患者がたくさんいて、ほとんどが発熱の症状と抗原とPCR検査陽性の人だ。診察室の外には症状に耐えながら辛抱強く列に並んで待つ患者が見られた。

 関係者によると、症状が深刻でさらなる治療が必要な患者は、実は発熱外来に来る人のほんの一部にすぎない。輸液が必要な患者数もそれほど多くない。しかし、解熱鎮痛薬などの風邪薬の不足状況が続いていて、病院では現在、発熱外来患者の薬品需要をぎりぎりのところでまかなっているという。

 発熱外来以外で同仁病院で最も忙しいのは救急室だ。冬はもともと血管疾患の高発時期であり、加えて新型コロナによる患者の増加で、救急室はまもなくピークを迎えるとみられる。

 発熱外来や救急室の患者が増加するいっぽう、病院の通常診療科の外来患者数は大幅に減少している。ただし、薬局は非常に忙しい。同仁病院では、各種慢性病や基礎疾患用の薬の備蓄を強化して、寒い冬を乗り切って患者の薬品需要に応えるために全力を尽くしているという。

(編集:範易成)