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愚園路で歴史を聞き、蘇州河歩道を歩く 国外の学生が上海都市のソフトパワーに魅了

2022年 9月 29日13:12 提供:東方網

  東方網28日付:復旦大学、同済大学、華東師範大学、上海大学で学んでいる日本、韓国、ロシア、タイ、オランダなど約10か国の学生22人が、27日に行われた「国際学生が上海を見る」イベントに参加した。愚園路で銭学森の旧居を見学した後、リニューアルした中山公園公共空間を訪れたり蘇州河歩道を歩くなど、歴史的であると同時に革新を続ける上海という魅惑的な都市のソフトパワーを体験した。

  学生の一行は、まず、愚園路にある銭学森の旧居を見学した。銭学森は世界的に有名な科学者で、「中国宇宙開発の父」と呼ばれている。銭学森は1955年にこの愚園路の家を離れて北京に赴き、中国の人工衛星·ロケット·ミサイルの開発に取り込んだ。

  銭学森の旧居を出たあと、学生たちは愚園路を散策。愚園路はもともと美しい通りとして知られているが、ここ数年間はさらに個性的なカフェやショップが次々とオープンして、今、非常に人気の高い一帯となっている。歩きながら学生が意外にも道沿いに小さい菜園を発見し、みんなで野菜の写真を撮った。関係者によるとこれは「愚巷」プロジェクトの一環で、市民が自然に親しむことができるよう、わざわざこのようなスペースを設けたという。

  愚園路には中国で工業合作社、農村工業化に貢献したニュージーランド人アリー(Rewi Alley)が1932年~38年に住んでいた住まいも残っている。中国共産党の避難所とも書かれたこの場所で、学生達は真剣に説明を聞いていた。

  次いで訪れた中山公園は、9月に長寧区にあった壁を壊して一部を開放し、公共スペースにリニューアルした。公園前にある20路のバス停も作り変えられ、車体もレトロな塗装に着替えた。学生達が最も注目したのは公園にある巨大な鈴懸の木だ。この鈴懸の木は以前は公園の奥にあったので外の人の目にはあまり見えなかったが、今回のリニューアル工事で鈴懸の木も公共スペースの一部となり、市民が自由に目にすることができるようになった。

  最後に学生一行は蘇州河歩道を歩いた。ここはもともと華東政法大学のキャンパスだが、現在は蘇州河エリアの一部が市民に開放されたため、公共の歩道に生まれ変わった。そのため歩道を歩きながら、キャンパス内の「思孟園」「格致園」「倚竹苑」「華政橋」「桃李園」「東風角」「法劇場」「銀杏院」「書香園」など景観やランドマークを観覧することが可能になった。

  復旦大学中国語国際教育学科に在籍する恒川博洋さんは取材に応じ、「僕は上海の街道が大好きで、週末はほとんど家にいません。今日のツアーで一番印象深いのは愚園路でした。歴史がある建築にいつも興味を持っています」と話した。

  同済大学のチューサップ·ナマニチ(CHOOSAP NAMANICH)さんはタイ出身で、高校時代から中国語を勉強していた。彼女は「上海は伝統と現代が融合する美しい都市で、今日見学した場所でしみじみとそれを感じました」とのべた。

(範易成、写真も)