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上海、長崎、釜山の青年が囲碁で交流 友好交流大会がオンラインで開催

2022年 9月 5日16:16 提供:東方網

  囲碁は東方文化の精粋として、東亜の国で幅広く流行している。このほど、第4回上海~長崎~釜山青年囲碁友好交流大会が、上海棋牌院とオンラインで同時に開催された。上海は今大会のホストとして2チームを派遣し、長崎、釜山のそれぞれ1チームと対局した。結果は上海の1チームが3回の試合を5対0で勝利し、優勝した。 

  第4回上海~長崎~釜山青年囲碁友好交流大会上海棋牌院の会場

  新型コロナのため当初オフラインで開催されていた青年囲碁交流大会は、前回からオンラインで行われるようになった。大会について長崎県文化観光国際課の江口信課長は、「3都市間の青年交流を通じて、3カ国共通の文化の絆をさらに強く結ばれることを切に願っている。新型コロナウィルス感染症が収束したら、来年、直接会えることを楽しみしている」と語った。

  上海市外事弁公室の馬頴慧副主任は、「今年は中日国交正常化50周年と中韓国交樹立30周年に当たる。長崎と釜山は上海の古い友人だ。この3ヶ所が囲碁を文化交流の架け橋にして人々の往来をさらに強め、民心の交流でしっかりした協力の基礎を築いてくれると期待する」と述べた。 

  第4回上海~長崎~釜山青年囲碁友好交流大会上海棋牌院の会場

  囲碁は「礼」と「道」を重視するスポーツ項目であると、釜山市政府交通商課の黄栄河課長は以下のように述べた。「今回の囲碁友好交流大会で、中日韓3国青年の距離はさらに近づいた。それは言葉での近づきだけでなく、心の近づきだ。これには大きな意義がある」。

  いっぽう、上海棋牌院の劉世振副院長はインタビューに応えて、「囲碁の勉強を通じて、全局観、立場を変えて考えることなど人生の哲理を理解できる。現在、中国には囲碁を勉強している若者が多く、日韓に対して人数で優位に立っている。上海棋牌院1階には棋牌博物館もあり、ここで囲碁の歴史と文化をさらに理解することもできる」と語った。 

  上海棋牌院で対局する選手

  対局の結果、上海1チームが優勝、釜山が2位、長崎が3位となった。上海中学国際部の兪弘声選手は大会を終えて、「囲碁を勉強する中で、石を置いたら後戻りできないという『待ったなし』の人生の哲理を知った。このような大会に参加できて日韓選手と対局でき、自分を向上させることができた」と述べた。また、長崎県代表の陰山莉愛選手は、「大会で各選手がそれぞれの特徴を生かしてベストを尽くした」と述べ、釜山の高校生の盧輝承選手は、「新型コロナのために上海に行くことができないのは残念だが、交流は有意義で、より多くの国の友人らと対局できることを期待する」と語った。 

  大会後にオンラインで交流する上海、長崎、釜山の代表

  最後に上海市外事弁公室アジア太平洋処の周国栄副処長は、「この囲碁交流イベントは2018年に始まった。上海、長崎、釜山が持ち回りで開催している。次回の会場は長崎であり、新型コロナが早く収束して、オフラインの交流ができるように期待している」と述べた。

  (曹 俊)