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投資拡大、三大社会問題を解決 オムロンは上海、中国と共に発展

2022年 8月 4日15:01 提供:東方網

  オムロンと上海の縁は1980年代に始まり、2000年代に入って地域本部を設立し、複数の工場と研究開発センターを建設。制御機器、電子部品、精密設備及びソフトウェアなどの事業に参入した。このような経験と実績から今年6月、オムロンは上海市多国籍企業地域本部機構に認定された。今回東方網では、オムロン(中国)有限公司の董事兼総経理である徐堅女史に独占インタビューを行い、オムロンと上海の縁を聞いた。 

  地域本部機構を設立在中国投資を拡大

  徐堅氏はオムロンの上海の地域本部機構の役割について、次のように語った。上海の地域本部機構は中国事業の「神経中枢」として重要な投資管理機能を担当しており、その内容は、資金運営と財務管理、知的財産権法務管理、対外公共関係のコミュニケーション管理、研究開発と技術支援、原材料調達、サプライチェーン管理などの物流運営、グループ内部の共有サービス及び海外会社のサービスアウトソーシング、社員研修と管理などを含んでいる。

  上海は中国で最も重要な経済センターの一つとして、経済、科学技術資源でも、政策の便利性と産業体系でも、大きなメリットを持つ。これらはオムロンが中国で事業を展開し市場を開拓する上において、戦略レベルで重要な意義があるので、ビジネス上で上海とのつながりは日増しに緊密になっている。上海市は開放を拡大し、ビジネス環境を常に改善しており、外商投資活動により便宜を図ってくれる。オムロンの中国での発展に対して上海市政府と各部門は大きな支持を与え、助力を惜しまないが、これらは当社が上海に引き続き投資し、上海に根を下ろす決心と自信を確固とするものにつながった。

  オムロンは中国での投資分野と規模を着実に拡大してきており、現在では研究開発、デザイン、生産、販売とサービスを一体化する全方位経営管理体系を中国で構築し、事業は29の省に及んでいる。2021年度の中国での投資額は145億人民元、年間売上高は1964億元、社員数は8800人を超えた。 

  三大社会問題を解決中国と共同で発展

  そして徐堅氏は、オムロンの今後の発展計画について語った。

  オムロンは今年3月、「カーボンニュートラルの実現」、「デジタル化社会の実現」、「健康寿命の延伸」という3項目の社会問題の解決を核心競争力と定めた。そしてこれの実現に向けて、「インダストリアルオートメーション」、「ヘルスケアソリューション」、

  「ソーシャルソリューション」、そして「デバイス&モジュールソリューション」の4大事業分野でイノベーションを継続する計画だ。

  上海市政府は第14期5カ年計画、及び2035年遠景計画実行の上で、先進製造業の発展、持続発展可能と人口老齢化の対応などの措置に引き続き尽力している。これらの方向はオムロンのメリットと発展願望と合致する。

  上海地域本部機構が6月に上海市に認定されたことは、オムロンにとって中国での発展の新たな一章の幕開けとなる。この機会に当社は、上海の新しい発展局面とさらに深く融合したい。中国はオムロンにとって最大の海外市場というだけでなく、社員数の最も多い海外地区である。中国の発展には積極的で強い勢いがあり、当社はこれに自信や期待を持っている。

  将来に向かって上海に根を下ろしつつ積極的に戦略を推進して、上海のデジタル化発展、エコ·低炭素の発展、ハイエンドインテリジェント製造への転換や、高齢者福祉システムなどの面における社会ニーズと措置に貢献するつもりである。上海、そして中国と手を携えて共に発展し、美しい未来の創造を目指したい。

  (曹 俊)