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2022年 7月 25日10:48 提供:東方網
1981年に上海で開業した蝶理日本は、2021年に40周年を迎えた。さらに今後10年、20年の発展に向け、蝶理日本の100%子会社·蝶理(中国)商業有限公司は2022年6月に地域本部証書を上海で取得した。東方網の記者はまだ中国では知名度の高くない同社の郷田範泰総経理に対して独占取材を行った。
東方網:地域本部を設立した後の変化は?
郷田総経理:中国は最大の市場でありサプライソースの中心ということで、同社の中国における最大の現地法人としての地域本部は、中国全域の事業を繊維から化学品までサポートする役割を担っています。具体的には、現地法人のキャッシュマネジメントや経営サポート、蝶理日本の取引先·出資先·投資先に対するフォロー、中国市場の動向の情報発信などが主にあげられます。
新型コロナウィルスによって日本と中国間の往来が制限されているため日本から容易に出張に来られない情況ですから、グループの事業活動においてこの機能は重要度がさらに増したという現状です。
東方網:上海を地域本部に選んだ理由は?
郷田総経理:上海は中国における金融·経済の中心地で多くの日系企業も進出しています。貿易や金融制度における規制緩和も他の都市と比べて圧倒的に進んでおり、中国各地をカバーするための交通の利便性も高いことから、事業拠点を置くのにふさわしい都市だと考えられます。さらに、語学能力が高く経験豊富な多様な人材がいることも魅力の一つです。
東方網:中国での業績はどうでしょうか?
郷田総経理:新型コロナウィルスの感染拡大により経済が混乱した2021年も影響を最小限にとどめることに成功し、過去最高益を更新しました。2022年の上半期がちょうど終わったところですが、上半期でも過去最高益をクリアできました。2ヶ月間封鎖されながらも、社員らの努力を通じて、順調に進むことができているということです。
東方網:これからのビジョンは?
郷田総経理:今後も引き続き中国経済の成長と共に成長するビジョンを描いています。さらに世界各国の蝶理グループの拠点と連携し、中国からの原料の輸出拡大、生地の輸出拡大をさらに進めて今後の事業拡大を図っていくつもりです。
(曹俊、実習生竇易欣)