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上海市で人気のサイクリングコース

2022年 6月 10日16:36

  


  浜辺のサイクリングロードで、一台の自転車が歩行者の脇をすり抜けて去っていった。それはまるで、1980年代に戻ったような一コマだ。生産活動が全面的に再開するにつれて、自転車は上海で外出する際の手段として選ばれるようになっている。

  上海では自転車はもともと結婚の三種の神器とされ、貴重でぜいたく品でもあった。その後一時期忘れ去られていたが、現在はシェア自転車の新興やエコ外出方式の推奨、そして、ここ2年間の新型コロナの影響もあって、自転車は人々に再評価されており、特に若者に人気となっている。

  美騎が発表した『2021年中国スポーツ自転車調査報告』のデータによると、サイクルスポーツの中心は18~40歳の青壮年層で、全体の77.5%を占める。自転車消費の主体も30歳以下の若者だ。

  生産活動が再開するにつれ、スポーツにサイクリングを選ぶ人も増えている。「小紅書」プラットホームのデータによると、6月1日~7日、「サイクリング」の検索数が上海では前の週より約60%増加した。ホット投稿から見ると、浦東浜辺のサイクリングロードなどの浜辺コース、長興島サイクリングロード、武康路、淮海中路などアオギリエリアコースなどが、投稿者が多くシェアする人気のコースになっている。

  「6月の上海は、本当に気持ちのいい天候だ。日が落ちる頃のサイクリングは最高」と、SNSで小甜さんは浦東浜辺のサイクリングの感動を伝えている。ここは今、特に人気のコースで、専用のサイクリングロードから浦江両岸の美しい景色が楽しめる。特に夜景が美しいので評判だ。

  「バスでは速すぎるし、歩けば遅すぎる。だから、自転車が最高の選択だ。上海に関する古い写真には、レトロな自転車で出かけている人々の様子が多く写っている」と、小紅書関係の責任者は語る。そして、「上海のサイクリングの特徴の一つは、テーマを決めて出かける点だ。例えば、元旦、クリスマスなどの祝日とか、レトロをテーマにサイクリングしたりしている」と述べた。

  (編集:曹俊)