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リモート飲み会から生まれた曲 「上海の風」=森爷爷

2022年 5月 28日20:05 提供:東方網

  本日正午、ウィチャットの「視頻号」で、上海で生活している日本人の「森爷爷」が、「上海の風」という曲の動画をアップロードした。27人の日本人を中心とする音楽仲間が、上海語の語りかけから始まって今の上海の様子を歌っている動画で、すぐにネットで大きな話題となった。東方網の記者はすぐに「森爷爷」と連絡をとって曲にまつわる話を聞いたが、この記事を発表するまでの間に、1.9万のいいね、4.9万回の転送がついた。

  


  「森爷爷」は日系企業に勤務している日本人だ。音楽は学生時代からの趣味で、作詞作曲も学生時代から今まで続けている、と次のように話した。

  「この曲を作ったきっかけは、5月9日に上海在住の音楽仲間3人でリモート飲み会をした時に、なにか一緒に作品を作れないかと話が出たからです。それで、10日の夜、私がまずこの曲を作り、27人の音楽仲間ににチャットで音源を送り参加を呼びかけました。仲間はそれぞれ自宅で音源を録音して動画を自撮りし、PCやウィチャットでそれを集めて完成させたんです」。

  「森爷爷」は、昔から風という言葉が好きだったそうだ。そして、今の心情を表すのに風が適切だと思ったので「上海の風」という曲名にした、と記者に語った。

  


  この曲を聴いたネットユーザーからは、「感動した」、「あなたたちが上海を好きであることに好感を持った」、「上海人のみんなと一緒に頑張って下さい」、「上海はよくなると信じている」、「心が癒された。ありがとう」、「上海人として、最後の一言の“上海の風の匂いが好きだから、上海の街の匂いが好きだから”を聞いて泣けた」などの書き込みがあった。これに対して「森爷爷」は、「驚いたが、もちろんうれしい」と述べた。

  曲の中で「森爷爷」は「上海の風の匂いが好きだから、上海の街の匂いが好きだから」と歌っている。上海が好きな理由について「森爷爷」は、「上海では多くの出会いがあり、日本語で言うと『水があう町』です。曲の中で歌っているように、上海は活気があり、温かい人が多い。外国人にも住みやすい町だと思います」と述べた。

  最後に「森爷爷」は「上海加油!」と語った。

  「上海の風」の歌詞:

  いつもと違う青い空

  喧騒さえ消えたストリート

  仲間と会えずもう2か月

  この街まだ眠ったまま

  初夏の日差しも通り雨も

  心の闇を消せはしない

  この街で暮らす僕たちは

  それぞれに理由があるけど

  例えば、ぼくならこう話す

  上海の風の匂いが好きだから

  上海の街の匂いが好きだから

  (曹俊 写真:森爷爷)