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卵を近隣に配った日本人 新型コロナで中日友好の懸け橋に

2022年 4月 26日20:48 提供:東方網

  「最初の一週間で食材不足。ちょっと危機感があった」と、上海の静安区大寧に住んでいる酒井さんは述べた。

  


  しかしその後、日本人のネットワークや会社のスタッフからさまざまな情報を教えてもらい、団体購入や政府の配給などもあって、食材の心配は徐々に解消した。

  酒井さんは、「団体購入のため、住んでいる楼のウィチャットグループに入った。1回の団体購入で卵を600個くらい買った。それで、ここは一人住まいで結構多いので、同じ楼に住んでいる人たちに配った。みんなはいらいらしていたが、卵を受け取ると互いに心が和んだように思う。他人を助けて、自分も夜よく眠れた」と述べた。そして、「みんなが気にしてくれて、なにか必要があれば声を掛けてね、と言ってくれるようになった。それで、梅酒、ワイン、果物、コーラなど、いろいろなものをもらった」と語った。

  


  また、ここ数日体の調子が悪くて虹橋の病院に行きたいと思っていたら、居委会の方たちは体調が悪いからと外出届申請に行ったら、今日行けば、大丈夫だよと言ってくれた。「申請を出して、行けたのでとても楽だった。居民委員会の人との交流も順調だ」と語った。

  酒井さんは、2020年新型コロナの時には日本に戻っていたので、今回のような経験はなく、ロックダウンに対して不安を持っていたという。だが、同じコミュニティに住む近隣と交流する中で互いに助け合い、一緒に新型コロナと戦いながら中日友好ができることが非常に嬉しいと感じている。

  ロックダウンが終わったら、上海でおいしい料理を食べ、その後はシャングリラなどに旅行に行きたいと、酒井さんはその日を楽しみにしている。

  (曹俊)