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在上海多国籍企業職場復帰ケース

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一部の日系企業が生産再開へ=上海

2022年 4月 22日17:10 提供:東方網

  東方網22日付:上海において新型コロナウイルス感染拡大による封鎖管理が実施されて以来、上海の日系企業約6000社も、生産や経営で苦境に直面していた。だが、このほど上海市経信委から生産再開を認める第一陣の重要企業リスト(ホワイトリスト)が発表され、一部の日系企業は生産再開へ準備を進めている。

  日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所の水田賢治所長は取材に応じ、「上海の日系企業はほとんど生産·営業停止となった。原料調達や物流の困難が、現時点での最大の課題だ。上海の地元日系企業のほか、江蘇省、浙江省の企業も同じ状況となっている」と、苦境を説明した。

  上海市経信委のホワイトリストには、半導体、自動車、生物医薬など分野の企業666社が含まれている。

  今回のホワイトリストに載った日系企業は、三井化学と中国石化の合弁会社、三菱ケミカル、三菱ガス化学などで、これら各社は関連方針によるクローズドループ勤務、防疫対策などを実施するために、すでに準備に取り掛かっているそうだ。

  水田氏は、現状に基づいて生産開催と防疫対策のバランスをどう維持するか、企業が担う責任やリスクは何かを、さらに明確にしなければならないと述べた。「しかし、いずれにしても、みんなが心を一つにしてコロナの災いを乗り越え、早めに日常を取り戻したいです」。

(編集:範易成)