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新型コロナに感染した東方網記者の日記(5):人情とルールのバランス

2022年 4月 22日10:45 提供:東方網

  上海における新型コロナ感染拡大の波は、依然として深刻な状況が続いている。この中で、東方網の劉暁晶記者も、最近コロナに感染したことが判明した。そこで劉記者は、今回の感染確認および集中隔離施設の生活など、最前線の様子を日記という形で記録することにした。

  朝4時頃に目が覚めたら、数人の若者が並んで入院手続きを行っているのが見えた。向こうに目をやると、いつの間にか新しい家族3人がいて、昨日は空いていたベッドが突然満床となっていた。

  私が書いている日記をネットで見ている、と話しかけて来たのは張おばさん。心房細動を患っていて、隔離施設に来た時に専用の薬が数錠しか残っていなかったそうだ。すると、これを知った医療スタッフが長征病院の医師に連絡して、薬を届けてくれた。「本当に助かった!」と、張おばさんは感謝の気持ちを口にした。

  トイレに行った時、犬を散歩している病友がいてびっくり! ここにペットを連れて来るのは禁止だから、ちょっとショックだった。飼い主のおばさんは、「この子の名前は豆豆で今年1歳。仕方がないのよ。家に残して餓死させるわけにはいかないしね」と言う。規則ではだめなのだが、犬は今ここで生きている。スタッフが人情とルールのバランスを考えた上での事だろうと思った。

(編集:範易成)