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中医薬の新型コロナに対する治療効果

2022年 3月 30日20:28

  

  上海中医薬大学付属龍華医院の呉銀根終身教授は、中医薬の新型コロナに対する治療効果に関して、以下のように述べた。

  上海の中医専門家はこれまでの臨床及び治療の経験から、新型コロナ変異株感染症は湿毒疫に属すると考えている。これは湿と毒が主な病因の疾病であるため、熱毒と湿毒、鬱毒を取り除くことを治療の中心に据える。治療の最初の段階で患者に中医薬を使用した場合、PCR検査が陰性になるまでの時間を短縮することができる。また、症状を抑える期間に関していえば、例えば発熱症状はは中医薬を使用しなかった時に比べて短縮することができ、その他の症状と体調の調整にも比較的良い効果がある。

  中医薬は新型コロナ治療で多くの成績を上げている。そのため現在、上海では中国が発表した第9版診療方案と地域の特性に従い、一定の病院で普及を進め、治療を行って良好な効果を上げている。

  一般の人が中医薬を用いる場合においては、「健脾、化湿、清熱」という三つの原則を提唱する。それぞれの医師によって処方箋は異なってくるが用いるのは差し支えなく、以下の点を考慮すればいい。

  1.軽症者や無症状患者に対しては、蓮花清瘟カプセルを選択してもよい。新しい実践によって、オミクロン株への抑制作用があると証明されており、オミクロンによる細胞の損傷にも効果的だ。

  2.病院のスタッフや患者と接触する人はみな大変な苦労をしている。多くの機関で予防のために独自の方法を採用している。私のいる龍華医院では、銀花、連翘、藿香、白術、甘草など五味薬からなる「龍医正気方」を用いており、これには副作用がない。

  人それぞれ病気も状態も異なる。中医は個人個人を治療するという考え方なので、これらの予防のための処方も、医師に相談して決めて欲しい。

  (編集:曹俊)