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2021年 11月 26日16:58 提供:東方網
今月行われた第4回中国国際輸入博覧会のいっかんとして、国内外の記者約20人が「長三角一体化と江南文化」取材活動に参加した。上海青浦区の金澤古鎮を訪ねて、上海の都市の発展や、古鎮の建設、江南水郷の美しさを体験した。
金澤古鎮は上海市青浦区の西南に位置し、江蘇省、浙江省と隣接している。宋の時代に作られた約1000年の歴史がある石橋があることで有名だ。上海近郊の他の水郷でも古い石橋は見どころの一つになっているが、橋の数で言えば金澤古鎮が一番多いとされる。
記者の一行はまず、中医学に対する研究文献、歴史資料が展示されている「江南文化研究基地金澤工作坊」を見学。季節に応じて調合された中医の薬を実際に試飲した。
その後、一行は金澤古鎮を散策して、船に乗って宋元明清4つの時代に建てられた橋や両岸の景色を観覧し、江南水郷の美しさを感じた。
金澤古鎮の主な観光スポットの一つである金澤工芸社では、中国の無形文化財を鑑賞し、古代のゲームをしたり伝統工芸を体験したりした。
伝統織染物工芸の体験では、まず最初に絞り染めについて紹介された。絞り染めでは主に白地の布が用いられる。制作工程は「絞り」と「染め」の二つに分けられ、先ず図案に合わせて布を折ったり畳んだり巻いたりしたあと、糸や縄で縛ったり、針で縫ったりして模様になる部分を絞り、その後、生地を染液にまんべんなく浸す。その際、絞られた部分には染料が染みず、生地の原色を保つことで模様が浮かび上がる。記者らは中国伝統工芸に興味を示し、その奥深さに感心していた。
(作者:範易成)