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日系企業@輸入博|日系ドリンクの大手社3社が輸入博に登場 クラフトビール、ウィスキーが人気

2021年 11月 11日15:03 提供:東方網

  アサヒビールが初めて出展して以降、日系ドリンク大手のキリン、サントリーも次々と参加、今回の出展では、それぞれが得意な商品を展示した。

  クラフトビールはビール消費の勢いに

  アサヒはその看板商品である日本製の辛口スーパードライビールを展示した。消費層に合わせて、2リットルや135mlの缶入りスーパードライを紹介。ブースの責任者によると、辛口スーパードライはすこし苦味を帯び、スッキリした喉ごしだ。また、ここ数年来、買収した2つのヨーロッパブランド·イタリアのスーパープレミアムビールであるペローニ·ナストロアズーロ(PeroniNastroAzzurro)、チェコのスーパープレミアムビールであるピルスナー·ウルケル(PilsnerUrquell)も登場した。アサヒビール(中国)投資有限公司の董事長兼総経理の西村隆氏は東方網の取材を受けて、「ここ数年来、消費者のビールへの好みも多元化してきている。特に若者たちは、自分の好きなおいしいものや飲み物を好きな雰囲気の中で味わいたいと考える傾向が強い。アサヒビールの高品質でプレミアムなビールは、彼らのニーズを満たせる」と、自信をのぞかせた。中国のビール市場は世界最大の市場で、今後も消費者のニーズに対応して、日本から新商品、ホワイトビール、ブラックビールなどを導入する計画だという。

  

  アサヒブース

  プレミアムビール市場の消費者のニーズを満たすために、サントリーもプレミアムビール·ザ·プレミアム·モルツを紹介した。サントリー企画部責任者の許海青氏によると、このザ·プレミアム·モルツは山崎蒸留所と同じ天王山·西山水系の天然水を使用している。欧州産ダイヤモンド麦芽とアロマホップを原料にしているため、上品で華やかな香りが堪能できる。「神泡」と呼ばれるきめ細かい美しい泡が最大の特徴だ。 

  サントリーのプレミアムビール·ザ·プレミアム·モルツ

  日本ウィスキーの生産不足で日系企業が米国ウィスキーを買収

  ここ数年来、日本のウィスキーは柔らかな味わいで注目されている。ウィスキーで起業したサントリーは、山崎ブランドが生産周期が長いためほぼ品切れの状態となっていて、市場では一部がすでに何倍もの高値で取り引きされている程だ。アサヒの竹鶴ブランドも人気で、在庫不足から市場でほとんど見られない状態になっている。 

  酒造師が手で作ったフォーローズバーボンウィスキー(単樽醸造)

  キリンは中国市場のウィスキーニーズを見越し、米国のフォーローズバーボンウィスキーを買収した。輸入博の会場でも、酒造師の手作りによるフォーローズバーボンウィスキー(単樽醸造)を展示した。キリン市場部責任者の徐蕾女史の紹介によると、これらは8~10年醸造したもので、いずれもオーク樽の番号と酒造師のサインが書かれてある。熟成した李の実と各種サクランボの口当りが濃厚な味わいを醸し出している。好みによってストレートでもロックでも美味しく、ハイボールにしても最高だ。キリンは輸入博を通じてフォーローズの知名度をより高め、ウィスキー市場でのシェアを拡大したいと期待している。

  (曹俊 写真も)