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中日「論語」教育実践成果発表イベントが上海で開催

2021年 10月 15日17:13 提供:東方網

  東方網15日付:「仁者は難きを先にして獲るを後にす。故きを温めて新しきを知る……」。

  このほど、奉賢思言小学校と岡山就実小学校の児童が、ビデオを通じて万里の距離を越え、一緒に「論語」の名言を読んだり、互いの読後感や考えを分かち合ったりした。

  


  奉賢思言小学校と岡山就実小学校は、上海市友好協会と岡山市友好協会の仲介によって、今年1月から学校間の交流を始めた。4月には両校の教師と児童が2回のオンライン交流を行い、良い効果が得られた。

  そして10月13日、両校は再びオンラインで集まり、中日「論語」教育実践成果発表イベントを行った。両国の教師と児童が「論語」の学習、教育及び実践成果をめぐって学術や文化の交流を展開し、相互理解と友情を深めた。

  


  イベントは最初に、両国の児童がそれぞれ全員で、「論語」名言を朗読した。そして、岡山就実小学校の代表数名が、「論語」で一番好きな名言や自分の感想を述べた。その一人、石井俊之介さんは、「一番好きなのは『仁者は難きを先にして獲るを後にす』です。この名言によって、どんな状況でも相手を尊敬するべきだと知りました。今後自分もしっかりと覚えて、これから役に立つ人になりたいです」と述べた。

  


  その後、思言小学校の教師と児童は一緒に書道パフォーマンスを披露したり、児童が「論語」をテーマにした踊りや歌を披露した。

  


  今年は孔子生誕2572周年である。孔子が創立した儒家の学説とそれに基づいて発展した儒教思想は、中華文明に深い影響を与えた。また、儒教思想は日本にも深い影響を与え、中日両国では経世済民の道と処世の本とされている。

  



  上海市友協の景莹副会長は、「今日の交流は非常に有意義でした。小学校教育は青少年の性格と人格形成の重要な段階にありますが、儒教思想は文化を重視して人の教化機能を発揮します。この急激な変動の時代に、特に優れた文化の精髄をよりよく伝承し、伝統の中から革新の動力を汲み取る必要があります」と述べた。

(作者:範易成)