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上海

日本の百年企業が上海で中国限定の新商品を発表 青山周平氏との提携モデル

2019年12月3日 10:02
 提供:東方網 編集者:範易成

  このほど上海で行われた2019「営造家賞」の授賞式の席上で、日本の老舗企業の朝日ウッドテックは、有名な建築士である青山周平氏のデザインによる中国限定の新品のフローリングを発表した。


  このフローリングは9種の異なる木材をミックスしてできている。ミックス系、ダーク系、ナチュラル系、ホワイト系の4種あり、このうちのミックス系はコントラストが強い特別な旗艦モデルとなっている。

  朝日ウッドテック社の海堀直樹常務取締役は、「このシリーズの木材は世界の高級品を使用している。アフリカ、北米、ロシアなどヨーロッパの国と、日本とインドネシアからの木材だ」、と述べた。

  青山氏は今年2月、朝日ウッドテックの要請を受けて、日本の大阪工場を訪問した。そして製造過程や厳しい品質コントロールを実際に見て、同社との提携に合意。さらにその後の9ヶ月間に大阪に3回足を運ぶとともに、同社のスタッフの方も毎月北京に来て、多数のモデルをデザインしながら生産化や細部の調整を行った。デザインコンセプトはハイブリッド(Hybrid)。異なる種類の木材をミックスして新しいフローリングを生み出した。

  商品の発表に際しては、「青山呼吸」という新しい環境保護基準も公開された。ホルムアルデヒドの放出量は、日本のJAS基準のF4の3分の1に抑えられているという。

  海堀常務取締役は、「今回、青山氏と協力できたことは大変うれしい。このシリーズは中国の消費者にきっと好きになってもらえることと期待している。我々は中国市場を重視しており、中国市場に進出して3年が経つが、この間、中国の消費者に受け入れてもらっている。百年の歴史ある企業として根を下ろすことは重要であり、その根こそが我々の品質だ。これからも中国でブランドの知名度をアップし、日本の優れた商品を導入すると同時に、中国人の習慣に合わせた商品をより多く開発したい」、と述べた。

(曹 俊)