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上海

横浜市の健康医療関係の5社が第2回輸入博に出展

2019年11月6日 22:21
 提供:東方網 編集者:範易成

 第2回中国国際博覧会が、上海において5日、開幕した。今年の展示会では、医療機器·医薬保健展示エリアに、特に注目が集まっている。世界で最も細いインスリン注射針、手術ロボット、変色コンタクトレンズなどの多くの新技術、新製品が展示されている。この展示エリアは7.1館に設けられているが、すべての区画が今年の年頭に予約で埋まってしまったほどで、その人気の高さを示している。

横浜のブース

 今回の輸入博には、日本横浜企業経営支援財団(IDEC)から、医療·健康分野の企業5社が出展した。横浜市経済局の石津雄一郎氏によると、第1回輸入博への出展で良い効果が得られたので、今回もまた企業に出展を促したとのことだ。「去年横浜市から4社が出展しましたが、約600人がブースを訪れて商談をしました。中国市場には大きなチャンスがあると感じます」と石津氏は語った。

紹介によると、今回出展した5社の商品にはそれぞれ特長や応用領域がある。シンクランドは穴あき(ホロー)マイクロニードルサンプルを展示。無痛、安全であるという特徴と共に、生体吸収材料を用いているので、廃棄も容易という特徴を有している。

 TAOSからは看護介護向け見守りロボット「Vital Bed」や、介護向け次世代見守りモニター「AiSleep」、MedVigilanceからは力と動きをリアルタイムに可視化するガジェット、ユニクスからは世界初の合成技術で生まれた高分子人工コラーゲン「ピュアコラ」が展示された。

「五行」を利用した未病アプリ

 さらにリキッドは、中医の理念「五行」を利用した未病アプリを展示して、注目を浴びていた。代表取締役の遠山直也氏の紹介によると、このアプリは血圧と脈拍を計測できる。体のバランスを自動表示し、五行測定で体質·体調を可視化することで、健康アドバイスを提供することも可能だという。

相談している来場者たち

 石津氏によると、横浜は昨年、上海と友好都市締結45周年を迎えるなど、深い友情で結ばれてきた。日本には輸入博のような規模の大きな展示会はないので、日本企業にとってこれは大きなチャンスだ。今回の展示会を通じて中日両国の企業が技術面で協力することで、中国市場での日本商品の販売が促進され、市場が拡大することを期待している。来年も引き続き出展し、上海と横浜の関係をより一層強化していきたい、と考えている。