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上海洋山深水港:世界最大の全自動埠頭が12月から運用を開始

2017年 11月 30日16:52 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 上海洋山深水港第4期工事である世界最大のコンテナ全自動埠頭が、12月から正式に運用を開始する。施工したのは上海国際港務集団と上海振華重工で、運用開始後はすべての作業で無人化を実現。これにより運営コストが削減され、作業効率と安全性は大幅に向上することとなる。

 上海洋山深水港第4期工事が行われたエリアは、東海大橋の南、深水港の西にある顆珠山島と大亀島周辺の埋立地だ。総面積は223万平方メートル、岸壁は全長2350メートルで、水深は11~15メートルある。コンテナターミナルには7つのバースが設けられ、現在は貨物取扱数を年間400万TEU(標準的な大きさのコンテナ1個分の容積)で設計されているが、今後その規模を一層拡大して、年間630万TEUにする計画である。このように画期的で大規模な全自動埠頭を一気に完成して運用を開始するのは世界でも例を見ない。

 ここで採用された積み下ろしのための設備は、上海振華重工が自ら開発·製造したもので、すべての機械がメイドインチャイナだ。中でも最も注目されるのはAGV(Automated guided vehicle)と呼ばれる無人搬送車。洋山深水港のAGVはリチウム電池を採用し、オートパイロット、オートナビゲーション、経路最適化、障害物自動回避などの機能を備えているだけでなく、自己診断やバッテリーモニターなどのシステムも備えている。

(実習編集:王笑陽)