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張国連大使、中国のウクライナ人道状況関連6提案を安保理会合で説明

2022年 3月 8日15:50 提供:人民網日本語版

  国連安保理は7日、ウクライナの人道状況をめぐる公開会合を開いた。中国の張軍国連大使はウクライナの人道状況に関する中国の6つの提案を説明するとともに、ウクライナ危機の解消について中国の立場と主張を明らかにした。中国新聞社が伝えた。

  張大使は「ウクライナ情勢は今も急激に変化しており、市民の死傷者の増加に関する報道に人々は沈痛な思いでいる。中国は、最大限の自制を保ち、外交努力をしっかりと強化し、戦火をできるだけ早く止め、市民の生命と財産の安全及び基本的ニーズを効果的に保障し、大規模な人道的危機の発生を防ぐよう呼びかける。ロシアとウクライナは、交渉の結果、人道回廊の設置で合意に達した。双方が実行過程で遭遇する困難を克服し、人道回廊の安全性と円滑性を確保することを希望する」と表明した。

  張大使は、ウクライナの人道状況に関して王毅国務委員兼外交部長(外相)が提起した6つの提案を説明した。

  (1)人道的行動は国連総会第46/182号決議で確立された、人道的、中立、公正という基本原則を遵守し、人道問題の政治化を防止しなければならない。

  (2)ウクライナの避難民に包括的な注意を払い、特に避難民を受け入れる主要国のために人道的支援を行い、適切な避難先の確保を手助けする。

  (3)女性、子ども、高齢者、障がい者など弱者を中心に市民の権利と利益をしっかりと保護する。ウクライナ国内での食糧不足、感染症などの二次的人道災害の防止に努める。

  (4)迅速で安全かつ妨げのない人道的アクセスの提供、医療従事者等の安全保護、人道支援活動に使用する医療機器、交通手段、重要な民間インフラの保護など、人道支援活動の円滑かつ安全な実施を確保する。

  (5)ウクライナに滞在する外国人の安全を確保し、安全で保障された制限のない出国を認めるとともに、帰国のための支援を行う。

  (6)ウクライナへの人道支援における国連の調整役としての役割と、国連のウクライナ危機担当調整官の取り組みを支持する。

  張大使は「中国国民の避難と退避を行う過程で、ウクライナの政府と社会各界は友好的に協力し、ロシア、モルドバ、ルーマニア、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ベラルーシも貴重なサポートを行った。我々は各国の政府と人々に心からの感謝を表する」と述べた。

  張大使は「ウクライナ情勢が今日の状況にまで進行した原因は複雑で入り組んでいる。複雑な問題を解決するために必要なのは、火に油を注いで対立を激化させることではなく、冷静さと理性だ。ウクライナ危機を解消するためには、国連憲章の趣旨と原則を堅持し、各国の主権及び領土的一体性を尊重し、保障しなければならない。安全保障の不可分性という原則を堅持し、当事者の安全保障上の合理的な懸念に配慮しなければならない。対話と交渉を通じた平和的手段による紛争解決を堅持しなければならない。地域の長期的な平和と安定に着眼し、均衡の取れた、実効性のある、持続可能な欧州の安全保障メカニズムを構築しなければならない」と指摘。

  「中国は引き続き平和のために声を上げ、平和のために尽力していく。中国は情勢の緩和と政治的解決に資する全ての努力を支持する。外交的解決の後押しにマイナスで、情勢をエスカレートさせる全ての行動に反対する。一方的制裁措置を強化し続けることは、問題解決の根本的かつ効果的な道ではないうえ、人道上でも深刻な負の結果をもたらし、他の国々にも影響が波及して損失をもたらすだろう。ウクライナ国内への攻撃兵器の輸送、さらには傭兵部隊の派遣は、情勢をさらに悪化させ、さらに多くの、さらに大きな危険をもたらす恐れがある」とした。(編集NA)

  「人民網日本語版」2022年3月8日