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2019年 2月 13日9:54 提供:上海市観光局 編集者:王笑陽
1月31日、修復が完了した商朝(紀元前1600~紀元前1046年)末期の青銅器「豚形壺」が上海博物館1階大ホールで公開され、新春の「豚年」を迎える。これは上海博物館が50年以上の収蔵において初公開となる。同時に、上海博物館初の干支をテーマとする年間大型展のスタートとなる。
この豚形壺(猪形卣)は高さ14.1センチメートル、口径9.1センチメートルで、2頭の豚の背中を合わせた飽満な器で、器の蓋は発見当時喪失していた。豚の首と両耳は上に向かって突起し、鼻は下向きにやや巻き上げられた状態。首部分の両側には如意頭形のブリッジ型が置かれ、橋梁が欠けた状態であった。腹部は飽満で精巧な装飾の雲紋が描かれ、湾曲した流れのある羽状紋が描写され、この種の装飾構造は青銅器において珍しい。展覧会は2月24日まで。