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アジア最大のサーカステント、11月24日夜上海で初公演

2018年 11月 28日10:57 提供:上海市観光局

 11月24日、上海馬戯城のゲート前は往来が盛んで、多くの観衆が押し寄せるシーンが見られたが、そのシーンは500メートル先の移動シアターの白い大型テント内に移動し、道行く人たちは足を止めて遠くを眺めていた。この壮大な白い大型テント内において、11月24日「ERA-時空之旅」大型テントバージョンが初公演を迎えた。

 上海雑技団の移動シアターとして、このアジア最大の「大型テント」は共和新路2801号(霊石路近く)の空き地にある。南北高架橋に隣接し、世界的に有名なフランスVSOが設計製造。世界的に有名なカナダのサーカス団「シルク·ドゥ·ソレイユ(Cirque Du Soleil)」のツアーに使われるステージの大型テントもVSOによるオーダーメイドである。

 11月24日、この大型テントが正式にグランドオープンした。大型テントは敷地面積約3,700平方メートル、最高31メートル、最多で1,900人の観衆を収容できる。鉄鋼製の蒼穹型のテントの中には、U型のステージがある。メインステージは直径18メートルの円形で、片側に34メートルの延長ステージがある。11月24日のステージでは34メートルの延伸ステージが巨大なLEDパネルに遮られ、フロントステージとバックステージの2つの部分に分かれていた。ステージ面は多くのアクティブな快速組立のステージボードからなり、異なるプログラムの需要に基づき、高さが1.9メートルから0.4メートルまでアップ·ダウンが可能である。

 数十日にわたったステージ設置、楽屋裏、移動劇場のプロジェクト立ち上げ、技術指標の確定、手続き、商談などの下準備に4年以上を費やした。大型テントはフランスから、ステージは広州市からのオーダーメイドで、観客席はイタリア製、各ユニットに最もパーフェクトな組み合わせをセレクトした。上海文広演芸(集団)有限公司中国共産党委員会の兪亦綱書記は次のように抱負を述べた。

 「『ERA-時空之旅』とその他の優秀な中国雑技のステージが大型テントによって便利に移動し、長いツアーができる日がくれば、全国各地、世界各地での雑技ツアーが可能となる。これは文化の『海外進出』の夢の実現である。」

 大型テントバージョンの「ERA-時空之旅」初公演の入場チケットは入手困難である。興奮した観客らがチケットを手に豪華な大型テントに向かい、至ところで写真撮影しウィーチャット(微信)のモーメンツ(朋友圈)にアップしている光景も見られた。ランドマークの位置は「時空之城」、全く違うサプライズステージの幕開けを示している。彼らの中には、馬戯城で何度も鑑賞したという「ERA-時空之旅」のなじみのファンもいた。彼らにとっては、新しい移動式ステージに入るだけで素晴らしいステージを鑑賞できるだけでなく、「ERA-時空之旅」の成長を見守っている情もわいてくる。2017年中央テレビ(CCTV)の春節特別番組「春晩」の中で、「ERA-時空之旅」のバイクステージが中継されたこともある。

 大型テントで演じられる「ERA-時空之旅」は元々の馬戯城バージョンの全てのプログラムをキープし、一部の道具は大型テントの場所に合わせて調整された。旧オープニングプログラムの中で出現していた大型ミラー壁は更に軽くて薄いガーゼのような幕に変更され、元々のぼんやりとした幻想的な雰囲気を保っただけでなく、ガーゼ上に投影を行い、全ての視覚的効果を更に豊富で多彩なものにした。ステージ前半の最もスリリングな「生命之輪」の大車輪道具もシンプルな構造となり、外周の輪郭を取り外し、軽量化したと同時に、ステージの難度を高め、プログラムを更にスリリングで刺激的にグレードアップした。大型テントのステージには更に回転台を追加し、一部のプログラムでは舞台を360度回転させて各エリアの観衆の前にサーカス団員のアクロバットを見せることで、舞台と観衆の距離を更に縮め、会場の一体感と見応えを更に追加した。