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命の讃歌――鮭遡上の現場からのレポート

2015年 10月 21日16:10 提供:東方ネット 編集者:曹俊

命の讃歌――鮭遡上の現場からのレポート

 鮭というと、いつも日本料理店や家の卓上で食べるものだと思い出すだろう?どの季節のものかはあまり注目していない。今回、日本の北海道に行くチャンスがあり、鮭は秋の味ということがわかった。

 北海道行きのスケジュールには、鮭の遡りということがある。鮭の遡上は時々、耳にしたことがあるが、この眼で見たことはなかった。鮭のふるさと·千歳水族館に入ると、数十匹の鮭の姿が目に入った。鮭が右下のコーナーに争って泳いで、近づくと、「産卵した」と同行した在日華人経済評論家·作家の莫邦富氏は説明した。確かに、水中に熱気が出て、赤い卵子数個を石の隙間に見た。莫氏によると、自然の川で、遡上する鮭は万難を乗り越えて、産卵した後、死ぬという。

産卵した後の鮭、卵子が石の隙間に

 それで、千歳川のインディアン水車橋に移動した。残念ながら、天気のせいで、一匹の鮭も見つけなかった。千歳川のほかの2カ所に行っても、見つけられなかった。すこし失望した。

遡上する鮭の背が白くなる

 翌日、ぜひ見に行きたいという気持ちを持って千歳川に再び行った。大勢の人が詰め掛け、橋上から下の川を見ていた。走っていって、「本当だ」、数百匹の鮭が群れで川を泳いでいた。遡上のため、もともと灰色の背が太平洋から生まれた淡水の川に行く数千キロの途中で、石に磨かれて白くなり、腹も白くなった。それに、淡水に入って何も食べないが、脂肪に貯蓄したエネルギーだけで命を維持している。途中で、どんな困難があっても生まれた川に戻って産卵して死んでいく。それでも悔やみもない。そして、小さな鮭が生まれ、大きくなると、海に行く。数年間後の秋、センサーで親の足跡に沿って、また生まれた川に戻る。それが鮭の一生だ。

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