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11月の中国製造業PMIが50以下に 需要鈍化
2011年 12月 3日13:11 / 提供:新華社
 中国の国家統計局、中国物流購買連合会(CFLP)が1日発表した11月の製造業購買担当者指数(PMI)は49・0で、前月に比べ1・4ポイント下がった。景気の拡大と後退の分岐点となる50を下回ったのは09年3月以降初めてで、これまでの同月の平均値より2・9ポイント低い。

 国家統計局の報告は、製造業の国内外の市場での需要が鈍化傾向で、製造業経済が全体的に多少落ち込んでいることが示されたと指摘している。中国物流情報センターの報告は、過剰反応すべきでなく、全体的にみれば中国経済のファンダメンタルズは依然良好で、大きく変動するリスクは大きくないとし、だが警戒の必要はあり、特に市場の需要停滞に注意すべきだと述べている。

 調査によると、11月は製造業PMIを構成する五つの指数がすべて低下した。そのうち生産高指数は50・9で、前月より1・4ポイント下がり、製造業の原動力が明らかに不足し、減速が続いている。新規受注指数は47・8で、前月より2・7ポイント低下し、50を割り込み、09年2月以来の低い水準となり、受注数の減少による実体経済の減速が示された。

 また調査によると、困難に直面し、一部企業は製品の刷新や新興市場の開拓を加速するなどの措置を積極的にとり、経営リスクを最大限下げている。