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上海
曹操の遺伝子確認=上海復旦大学
2011年 12月 30日10:50 / 提供:

 中国の名門大学、上海復旦大学の現代人類学教育部重点実験室は昨今、3年間の研究により、曹操家族のY染色体02−M268を特定した可能性があると発表した。新華社が伝えた。

 復旦大学の生物学や歴史学の専門家が協力。名字が曹の人間のDNAを分析し、歴史書籍や家系図などの歴史資料と突き合わせ、曹操の子孫の可能性が高い家系を割り出した。 姓が曹の男性のY染色体DNAサンプル計1000点余りを採取。信頼性の高い家系図を持つ曹氏の家族、歴史資料に記載された曹操の子孫の移転先の曹氏の人たちからサンプルを採り、曹操の子孫となる可能性の最も高い6つのグループを確認した。

 研究グループは曹の男性のDNAを採集し、遺伝図を描いた後、重点サンプルを計算。6つのグループの合流点は1800〜2000年前にあることが分かった。研究結果によると、曹操は漢代宰相・曹参の子孫ではなく、夏候家族の子孫でもない可能性が高いという。関連論文がこのほど米国人類遺伝学会誌に掲載された。

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 曹操(155-220) 中国三国時代の英雄。魏武と呼ばれており、文才でも史上名高い。

(編集:章坤良 写真:百度)