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上海
市民の「素養」発表 90年代生まれの若者がトップ
2011年 12月 21日15:10 / 提供:

 上海市社会科学界聯合会は昨今、同市初の「上海市民道徳・社会・科学の知識・素養調査報告(2011)」を発表。2543件の有效サンプルに対する調査・統計の結果、最終的に同市の市民の道徳・社会・科学における知識・素養の平均点は72.84点となった。年齢別では、90年代生まれの若者がトップとなった。新華社が伝えた。

 同調査では、年齢別に同市の市民の道徳・素養を区分しており、80年代と90年代生まれの若者の道徳・社気・科学の知識と素養の水準は60年代と70年代生まれの人々を大きく上回った。特に「道徳思想」のグラフではトップの90年代生まれは110点で、続いて80年代生まれの106-107点の間、70年代生まれが約101点と続き、60年代生まれと50年代生まれの人は95点を下回っている。

 これに関して、同調査グループの責任者である上海大学社会科学学院の欧陽光明教授は、80年代と90年代生まれの若者は往往にして「甘やかされて育った世代」と見られているが、今回の調査結果はその「常識」を覆したと指摘。「今回のアンケート調査の内容は、命に対する敬意や公民意識、環境意識、観念、公徳心など多岐に及んでおり、道徳知識、思想、方法、精神などの分野のデータ計測では80年代と90年代生まれは親の代と比べても全く見劣りせず、親の代より抜きん出ているさえ言える。これは中国社会の進歩の証」と語った。

 上海市社会科学界聯合の責任者によると、このような大規模調査は今後、5年に一度実施される見込み。

(編集z)